意味と読み

紀, 記述, 物語, 歴史, 年表, 地質時代

音読み キ
名のり おさむ、ただす、とし、とも、のり、もと

成り立ち

漢字「紀」は、左側に糸偏を組み合わせており、これによってこの漢字を他の繊維や紐に関連する言葉と同じグループに分類し、右側には発音を暗示する音の構成要素「己」を置いています。糸と「記録・年代記」という意味のつながりは古代の慣習に由来しています。記録や物語は、多くの場合、絹糸や紐に書かれたり、それらで綴じられたりしていたため、その素材は書かれた記録や歴史と結びつくようになりました。時が経つにつれて、この漢字は、時代を超えて物語を記録し保存するという抽象的な概念を表すようになりました。

紀 9画

構成要素

  • 糸 部首 左
  • 己 音符 右

音符は字の意味ではなく発音を示す部分です —— そこに意味を読み取らないでください。

用例(熟語)

  • 紀元 きげん 歴史上の年代を数え始める特定の時点。暦の起点。
  • 紀行 きこう 旅の途中の見聞や感想をしるした文章。旅行記。
  • 綱紀 こうき 国家の法令や組織の規律。秩序。
  • 世紀 せいき 百年を単位とする時間の区分。西暦元年からの通算で数える。
  • 風紀 ふうき 社会や組織における道徳上の秩序や規律。
  • 紀元前 きげんぜん 歴史上の紀元よりも前の時代。BC。
  • 世紀末 せいきまつ ある世紀の終わりの時期。特に19世紀末の退廃的な文化傾向などを指すこともある。
  • 二十世紀 にじっせいき 20番目の世紀。西暦1901年から2000年までの期間。

間違えやすい漢字

形は似ていますが意味のつながりはありません —— 違う画に注目してください。

データ

画数
9
康熙部首
120
成り立ちの種類
形声(意味+音)
配当学年
第5学年(教育漢字)
頻度順位
第780位(新聞)
旧JLPT
1級
Unicode
U+07D00