意味と読み

混乱した, 混ざる, 入り乱れる

音読み サク、シャク

成り立ち

「錯」という漢字は、左側の金という部首と、右側の「昔」を組み合わせています。「昔」は意味ではなく、発音のための音符として機能します。金という部首は、これが金属加工や金属製品に関連していることを示しています。「混乱」や「秩序の乱れ」とのつながりは、金属片が混ざり合ったり、絡み合ったり、組み合わさったりする様子からきていると考えられます。異なる金属の構成要素がごちゃ混ぜになったり重なり合ったりすると、混乱した無秩序な状態が生まれます。時間が経つにつれて、この絡み合った金属や混ざり合った金属という視覚的な概念が、混乱や無秩序という一般的な意味へと広がっていきました。

錯 16画

構成要素

  • 金 部首 左
  • 昔 音符 右

音符は字の意味ではなく発音を示す部分です —— そこに意味を読み取らないでください。

用例(熟語)

  • 交錯 こうさく いろいろなものが入り交じること。入り乱れること。
  • 錯覚 さっかく 感覚の誤り。事実とは違う知覚をすること。
  • 錯誤 さくご 間違い。思い違い。
  • 錯乱 さくらん 心が乱れて混乱すること。
  • 倒錯 とうさく 正常な状態からねじれて、狂ってしまうこと。性的・精神的な異常。
  • 試行錯誤 しこうさくご 試みを繰り返しながら、失敗を通して解決策を見いだしていくこと。
  • 時代錯誤 じだいさくご その時代の傾向や基準に合わず、古いこと。アナクロニズム。

データ

画数
16
康熙部首
167
成り立ちの種類
形声(意味+音)
配当学年
常用(中学以降)
頻度順位
第1740位(新聞)
旧JLPT
1級
Unicode
U+0932F