意味と読み

煮る, 炊く

音読み シャ
訓読み に.る、-に、に.える、に.やす

成り立ち

この文字は、下部に火(灬、火の部首の簡略形)を、上部に読み方の音符として働く文字「者」を組み合わせています。火の構成要素によって、この文字が調理や加熱を指すことが明確になり、一方の「者」が発音を示唆します。これらが合わさることで、そのプロセスにおいて本質的な要素である火の存在から、煮る、料理するという意味が直接生まれる文字を作り出しています。

煮 12画

構成要素

  • 者 音符 上
  • 灬 部首 下

音符は字の意味ではなく発音を示す部分です —— そこに意味を読み取らないでください。

用例(熟語)

  • 雑煮 ぞうに 餅を主な具とし、出汁に入れて煮込んだ正月の料理。
  • 煮る にる 食材を汁の中に入れ、火にかけて調味する調理法。
  • 煮物 にもの 食材を調味した汁で煮て調理した料理。
  • 煮える にえる 熱を加えることで、中まで火が通り食べられる状態になる。
  • 煮やす にやす 煮て柔らかくする。転じて、気をもんでいらだたせる(「腹を煮やす」など)。
  • 煮込む にこむ 長時間かけてじっくりと煮ること。
  • 煮詰める につめる 水分を蒸発させて量を減らし、中身を濃くすること。また、議論を十分に重ねて結論に近づけること。

間違えやすい漢字

形は似ていますが意味のつながりはありません —— 違う画に注目してください。

データ

画数
12
康熙部首
86
成り立ちの種類
形声(意味+音)
配当学年
常用(中学以降)
頻度順位
第1565位(新聞)
旧JLPT
1級
Unicode
U+0716E