意味と読み

憎む, 嫌う

音読み ゾウ
訓読み にく.む、にく.い、にく.らしい、にく.しみ

成り立ち

漢字の「憎」は、感情や精神状態を分類する左側の心偏(りっしんべん)と、発音のための音符である右側の「曽」を組み合わせた形声文字です。心偏はこれが身体的な動作ではなく内面的な感情に関するものであることを示し、「曽」はどのように発音すべきかのヒントになっています。このように感情の中心である「心」と音符が組み合わさることで、憎しみや嫌悪感という強いマイナスの感情を表現する漢字が作られています。

憎 14画

構成要素

  • 忄 部首 左
  • 曽 音符 右

音符は字の意味ではなく発音を示す部分です —— そこに意味を読み取らないでください。

用例(熟語)

  • 生憎 あいにく 期待や都合が外れて、あいにくなさま。残念ながら。
  • 憎い にくい 心底から憎ましく、許せないと思うさま。憎むべきであるさま。
  • 憎む にくむ 不快に思ったり、敵意や恨みを抱いたりして、嫌う。憎悪する。
  • 憎悪 ぞうお 激しく憎むこと。強い恨みと嫌悪の情。
  • 愛憎 あいぞう 愛することと憎むこと。好き嫌い。
  • 憎しみ にくしみ 人を憎む気持ち。恨み。憎悪。
  • 憎らしい にくらしい 憎みたくなるような気持ちがするさま。にくたらしく思われるさま。

間違えやすい漢字

形は似ていますが意味のつながりはありません —— 違う画に注目してください。

データ

画数
14
康熙部首
61
成り立ちの種類
形声(意味+音)
配当学年
常用(中学以降)
頻度順位
第1808位(新聞)
旧JLPT
2級
Unicode
U+0618E