意味と読み

兼ねて, そして, 前もって, あらかじめ

音読み ケン
訓読み か.ねる、-か.ねる
名のり かね

成り立ち

この漢字は、左側の縦画が示す人と、右側の二重の要素が表す「一度に二つのものを保持したり運んだりする様子」を表しているようです。複数の対象を同時に掴むという視覚的な発想から、「兼ねる」や「同時に」という意味が生じました。時間の経過とともに、複数のタスク管理には先の計画が必要であることから、物事を一緒に行うことや前もって行うことへと意味が広がりました。漢字の形は、異なる要素を組み合わせたり一緒に保持したりする感覚を強めています。

兼 10画

構成要素

この字は分割できない一つのまとまった形として扱われます (兼)。

用例(熟語)

  • 兼任 けんにん 二つ以上の職を同時に務めること。
  • 兼務 けんむ 本来の任務のほかに、別の職務を合わせて行うこと。
  • 兼業 けんぎょう 本業のほかに、別の仕事も営むこと。
  • 気兼ね きがね 他人の目を気にして、遠慮したり気を使ったりすること。
  • 兼ねる かねる 一つのものが二つ以上の役割や目的を同時に果たす。また、ある状態が重なって、十分にできない気持ちを表す。
  • 兼ね合い かねあい 二つの事柄の間で、釣り合いや調和をとること。
  • 兼ね備える かねそなえる 二つ以上の性質や長所を同時に備えている。
  • 待ち兼ねる まちかねる 待ち遠しくて、これ以上待てない気持ちでいる。

データ

画数
10
康熙部首
12
成り立ちの種類
象形・指事
配当学年
常用(中学以降)
頻度順位
第1164位(新聞)
旧JLPT
1級
Unicode
U+0517C